第9髁 練習間題 次D漠字D就形方花青老次。 停 铅色侘L、横大力石 寂寥 搔老消寸破九茎靡< 遣石瀬無、 買足才嵩張石 钳碧 砂地 植力百刺叉躲寸 股 大祭 年貢閏月 毛織初 二次D文忆AACD適当在色D堂選心本含V。 1O屯住办九在办任2℃意夫邡、D私屯阴口L大。 A名二名二B含寸州 C加大初6D上花农 2 2学校D勉強!住C老九王、。 A乇二无二B))C慌CCD上屯中 3自分D專門D研究花才石一一、好老东作家D翻款花寸石二上花趣味上(八石。 A意9B亿力办C大初6D於℃6 4昨日散步一、本屋花覗大6、友達化会2大。 A含寸於BOc化C中6D亦℃G 5母娘住二人一℃寄)添∽(暮6L(石。 A老)BLC亦9於)D无2<) 6彼住秸婚L℃一一、付∽L(残業L上)上L。 A∽℃B任V、C6上、5古D DtVVN 7家住燒付大、金庫住残∽℃v大。 A天二冬二B色仕名C9茶)D名2<) 8部屋代於高八一、食事主少、上文句任加y言)。 A农6…农6…B农…宁…CD…D…D大)…大)… 9今日住珍L<残業八力和。埽)仁一杯)? A通LB氨配C付D众) 10突然会議杨∽大邡、)主、拔付出L℃意大。 ADB二上C克DD人 三文花完成L在。 1 洋服D它又住苍寸尤。 2二)标∽大6化住、 任注。 3这寸才)上y夕仁出場選手尤。 4瞬<間忙大学化入∽℃、古) 0 5D歌手!仕演奏活動D大力6、 6宝<巴亿高尤∽大。无九办6上、5古D 7和于板左)) 0 8本花借)大意)、 9志D双子任 主c无2<9龙。 10V八主含6埽石大∽℃、5_ 四次D文花中国語忆歌L农含v。 1日光花見扩亿结構上v、二上东九
第9課 練習問題 一 次の漢字の読み方を書きなさい。 苫 鉛色 侘しい 横たわる 寂寥 掻き消す 破れ茎 靡く 遣る瀬無い 買い足す 嵩張る 紺碧 砂地 植わる 刺叉 躱す 股 大祭 年貢 閏月 毛織 籾 二 次の文に AACD から適当なものを選びなさい。 1 いつもはかれをかばってきたが、__の私も閉口した。 A そこそこ B さすが C かたわら D よもや 2 2学校の勉強は___できればいい。 A そこそこ B がりがり C 慌てて D よもや 3自分の専門の研究をする__、好きな作家の翻訳をすることを趣味としている。 A きり B にわか C かたわら D がてら 4昨日散歩__、本屋を覗いたら、友達に会った。 A さすが B ついでに C やら D がてら 5母娘は二人__で寄り添って暮らしている。 A きり B しか C がりがり D そっくり 6彼は結婚して__、けっして残業しようとしない。 A って B ほかない C からというもの D もいい 7家は焼けたが、金庫は__残っていた。 A そこそこ B もはや C がりがり D そっくり 8部屋代が高い__、食事がまずい__と文句ばかり言う。 A やら…やら… B や…や… C だの…だの… D たり…たり… 9今日は珍しく残業がないからね。帰り__に一杯どう? A 通し B 気配 C がけ D なり 10 突然会議があったが、うまい__抜け出してきた。 A の B こと C もの D 人 三 文を完成しなさい。 1_______、洋服のセンスはさすがだ。 2こうなったからには、_______ほかはない。 3さすがオリンピックに出場選手だ。________。 4瞬く間に大学に入って、もう____。 5あの歌手は演奏活動のかたわら、_______。 6宝くじにあたった。それからというもの_____________。 7ねずみが板をがりがり____。 8本を借りたきり、_______。 9あの双子は_____までそっくりだ。 10 いまさら帰るったって、もう_______。 四 次の文を中国語に訳しなさい。 1日光を見ずに結構ということなかれ
2嵩張石道具類住半分任处分L大。 3脑裹仁不思議标画面於繅)店伊九大。 4钳碧D空仁、金色D丸↓月於懸(V石。 5海边の砂地c、見渡寸限)禄寸植力∽℃V石。 6頭化古付大毛織)帽子、身仁仕薄手D锦入九一枚、全身分石分石震之℃八石。 7丸々上L大手c住在<、太、節<九尤∽大、L加屯心心割九大、松D擀D上)在手℃ 击百。 8悲L心老厚壁二人D間花隔C(Lまp大D在感心大。 9取)留的D在話任)龙∽夫。 10两岸粉禄の山々住、大无九の在办c、方寸墨色亿变力)、次々上船尾仁消之大。 五次)中国語左日本語亿款L在含。 1我冒了严寒,回到相隔两千余里,别了二十余年的故乡去。 2冷风吹进船舱中,鸣鸣地响。 3我的心禁不住悲凉起来了。 4闰月生的,五行缺土。 5杨二嫂,人都叫’豆腐西施’。 6脸上虽然刻着许多皱纹,却全然不动,仿佛石像一般。 7他沉默了片刻,便拿起烟管来默默地吸烟了。 8我和母亲也都有些惘然,于是又提起闰土来。 9我躺着,听船底潺潺的水声,知道我在走我的路。 10其实地上本无有路,走的人多了,也便成了路。 六次D文老蔬心質間亿答之在含V八。 V∽k 无九加6清仕扫九茨)c花持∽℃独立L大6、 所亿标石氦c大。)办置 vC下这v上何逼古操)返LC頼人龙。书九屯何龙)与持C石上)标氦L℃、) 人置、C农石上返事花(主V小大。志士二D女住松办东力想像D強女C、西尔 大住上二水书好老、麴町下寸办麻布下寸、持庭人二在持二L之遊 任世、西祥間住一∽大〈这人c寸尔上上勝凭就睡密蚀)c並心(大。无の時仕 家标人欲L〈屯何上屯标∽大。西祥館古日本建屯全<不用c两∽大6、之九 左)住欲L<众、之、OG清汇答之大。寸石、左大住欲寸<众<∽℃、心 奇麗尤上云∽(主大賞的大。清仕何上云∽℃古賞的〈九石。 母於死九c6五六年D間住二D状熊c暮L℃大。书中心仁住叱5九石。兄上住喧嘩 花才石。清仁仕菓子花赏避貲的6九石。别仁望队屯标。二九下大<苍尤上思) ℃。任办名方概1越树也龙石方上思∽℃大。大清何亿∽什 ℃、西尔大任书可哀想尤、不仕合龙上無暗仁云)古D龙、无九巴中可哀 想c不仕合世尔九龙石)上思∽大。无D外仁苦仁在石事仕少L古东办∽大。大尤持中巴 小遣花<九在忙住阴口L大。 母死人C力六年目)正月汇书的心卒中c亡<众∽尤。无)年①四月汇九士石 私立D中学校静卒業寸石。六月仁兄住商業学校在卒業L大。兄住何上会社D九州の支店 仁口西∽℃行付九任标6人从超東京c主龙学問在L在付九任在标。兄住 家在壳∽(財產在片付付℃任地ヘ脚∽应、寸石上云出L大。机任)c屯寸石邡 上乃)上返事花L大。上)世兄の厄介亿在石氦(使。世話花L℃<九石化儿大 上二方C、喧嘩在寸石6、向方c屯何上小云出寸化極∽℃v八石。标主心保護在 登纹任二名、二东兄仁頭花下于左付九任在6尔。牛乳配達茄了嵌食∽(6九石上 (赏乙展意性况仕乇九办6递脸睡人℃来℃、先祖仍世瓦落多左 二束三文仁壳∽大。家屋<敷0住石人周旋℃石金满家化護∽大。 二D方住大分金仁标∽大上)、群然一向知6。书九住一ヶ月以前6、 L任6<前途D方向の∽<主c神田D小川町入下宿L(大。清住十何年居大)与
2嵩張る道具類は半分ほど処分した。 3脳裏に不思議な画面が繰り広げられた。 4紺碧の空に、金色の丸い月が懸かっている。 5海辺の砂地で、見渡す限り緑がすいかが植わっている。 6頭に古ぼけた毛織の帽子、身には薄手の綿入れ一枚、全身ぶるぶる震えている。 7丸々とした手ではなく、太い、節くれだった、しかもひび割れた、松の幹のような手で ある。 8悲しむべき厚い壁が二人の間を隔ててしまったのを感じた。 9取り留めのない話ばかりだった。 10 両岸んお緑の山々は、たそがれのなかで、うす墨色に変わり、次々と船尾に消えた。 五 次の中国語を日本語に訳しなさい。 1我冒了严寒,回到相隔两千余里,别了二十余年的故乡去。 2 冷风吹进船舱中,呜呜地响。 3 我的心禁不住悲凉起来了。 4 闰月生的,五行缺土。 5 杨二嫂,人都叫’豆腐西施’。 6 脸上虽然刻着许多皱纹,却全然不动,仿佛石像一般。 7 他沉默了片刻,便拿起烟管来默默地吸烟了。 8 我和母亲也都有些惘然,于是又提起闰土来。 9 我躺着,听船底潺潺的水声,知道我在走我的路。 10 其实地上本无有路,走的人多了,也便成了路。 六 次の文を読んで質問に答えなさい。 それから清はおれがうちでも持って独立したら、 一 所 いっしょ になる気でいた。どうか置 いて下さいと何遍も繰 く り返して頼んだ。おれも何だかうちが持てるような気がして、う ん置いてやると返事だけはしておいた。ところがこの女はなかなか想像の強い女で、あな たはどこがお好き、 麹 町 こうじまち ですか 麻 布 あざぶ ですか、お庭へぶらんこをおこしらえ遊 ばせ、西洋間は一つでたくさんですなどと勝手な計画を独りで 並 なら べていた。その時は 家なんか欲しくも何ともなかった。西洋館も 日本建 にほんだて も全く不用であったから、そん なものは欲しくないと、いつでも清に答えた。すると、あなたは欲がすくなくって、心が 奇麗だと云ってまた賞めた。清は何と云っても賞めてくれる。 母が死んでから五六年の間はこの状態で暮していた。おやじには叱られる。兄とは喧嘩 をする。清には菓子を貰う、時々賞められる。別に望みもない。これでたくさんだと思っ ていた。ほかの小供も 一 概 いちがい にこんなものだろうと思っていた。ただ清が何かにつけ て、あなたはお 可哀想 かわいそう だ、 不仕合 ふしあわせ だと無暗に云うものだから、それじゃ可哀 想で不仕合せなんだろうと思った。その外に苦になる事は少しもなかった。ただおやじが 小遣いをくれないには閉口した。 母が死んでから六年目の正月におやじも卒中で亡くなった。その年の四月におれはある 私立の中学校を卒業する。六月に兄は商業学校を卒業した。兄は何とか会社の九州の支店 に口があって行 ゆ かなければならん。おれは東京でまだ学問をしなければならない。兄は 家を売って財産を片付けて任地へ 出 立 しゅったつ すると云い出した。おれはどうでもするが よかろうと返事をした。どうせ兄の 厄 介 やっかい になる気はない。世話をしてくれるにした ところで、喧嘩をするから、向うでも何とか云い出すに 極 きま っている。なまじい保護を 受ければこそ、こんな兄に頭を下げなければならない。牛乳配達をしても食ってられると 覚 悟 かくご をした。兄はそれから道具屋を呼んで来て、先祖代々の 瓦落多 がらくた を 二束三文 にそくさんもん に売った。家屋敷 いえやしき はある人の 周 旋 しゅうせん である金満家に譲った。 この方は大分金になったようだが、 詳 くわ しい事は一向知らぬ。おれは一ヶ月以前から、 しばらく前途の方向のつくまで神田の 小川町 おがわまち へ下宿していた。清は十何年居たうち
力大 茶人手仁渡石D花大v仁残念∽尤於、自分D古Dc尔、仕様左∽大。两 在大古少L年花上∽℃v6∽L中九任、二二二相続出来主寸古D花上L老)仁口 脱v℃佐6)少L年花上∽℃相続出来石屯D标6、今C屯相続邡出来石仕于龙。婆 这人仕何知众v年这之取九I王兄D家之石之信巴℃v、石。 兄上书九住上)仁分九大亦、困∽上及清行<先c两石。兄住無論連九℃行忖石身 分c标L、请心付℃九州下)主c出掛付石氦住毛頭标L、上云∽℃ 二塒D书九住四畳半D安下宿仁籠∽℃、九寸6屯八上标九任值专仁引 老私力和任标6烛始末龙。ビ)寸石事屯出来人清仁聞℃及大。上二入奉公C屯 才石氨扣上书b花两松大亦书)与在持∽(、 奥主在持貲仁标石主C仕、仕方 标↓6、甥D厄介芯卷勿黄L上)上上)中<决心L大返事花L大。二D甥任裁判 所D書記c主式今日仁住差支之东<暮LCv大办6、接C请来石标6来、上 二三度勸的上D龙亦、清住大上↓下女奉公住L℃:角来住野刚九大家D方焰那在云 ∽℃底巴在∽大。LL今D場合知边屋敷入奉公易之在L(入6欢氨兼在 仕直在)、甥D厄介仁标石方主L上思∽灶药)。冬九仁L℃电早<)与花持℃ D、妻花貲之D、来℃世話花寸石D上云)。親身D甥上)屯他人D3九D方好老 在0龙石)。 上)、 九州入立∽二日前兄亦下宿入来(金在六百円出虹丸花資本化L(商買花 寸石标)、学資{仁L℃勉強在寸石标)、上)℃屯随意仁使V、名D代)两上住 構初标八上云∽大。兄使对感心标中)方龙、何D六百円<6貲初九c屯困)住世人 上思∽大、例汇似炊淡泊状处遣氢汇入∽大、礼左云∽貲∽(大。兄 注无九6五十円出L(正汽的越c仁清仁渡L℃<丸上云∽大6、異議标<引意受忖 大。二日立∽℃新橋D停車場下分九大老)兄亿住之D後一逼逢。 5九住六百円D使用法化∽℃寝龙6考之大。商買花L大∽℃面倒<这<∽℃ 旨<出来石屯D巴标L、二上仁六百円D金c商買L商買苏农九石款c屯标办石 方。上L中丸石上L(屯、今D上)巴中人D前入出(教育花受付大上威張九在6∽主 )損仁标石任)龙。資本在ビ住)c屯V6、二九花学資仁L℃勉強L℃中方)。 六百円左三化割∽℃一年(化二百円于O使之任三年間住勉強於出来。王年間彤生题命仁中 九(样何出来石。无九龙二D学校入住v乃)上考之庚的调!的生 来九屯 二九古好老下尔。二上化語学上办文学上办云)屯D住真平二免尤。新体詩标上 上来℃住二十行两百)古飞一行屯分6你功:上)世嫌标D标何在中∽℃古同巴事龙 上思∽大、幸物理学校D前在通)掛2大生徒募集0店告出℃v大、何花 禄尤上思∽℃規慧在古∽(寸入学D手镜老在L℃L主∽大。今考之石上二九屯親赣 )の無铁胞力)起众大失策。 三年閒热太)並仁勉強住L大别段大与DUV方C屯↓八办6、席順住,○c古 下6曲定寸石方亦便满∽大。L办L不思議标古DC、三年立∽大6上)上 )卒業L℃L主∽大。自分下古可笑L上思∽大苦情花云歆花办6大人L<卒 業L(v大。 卒業L℃6八日目仁校長呼U心仁来大6、何用龙方)上思∽C、出掛付℃行∽夫 6、四国边)志石中学校c数学)教師入石。月給住四十円、行)尤上↓、 相談下两可。书九住三年間学問住L大於集花云)上教師仁标石气屯、田舍入行<考之 何古标∽。屯∽上蓑阚超链二何花儿上方上云)态℃花办∽大6、栏炮相談花 受付大時、行老主L上)上即席仁返事花L上。二九屯親藏)D無铁砲祟∽大D C西百。 乙人u 老上 引老受寸大以上仗赴任世和任标欢。二の三年間仕四畳半化蛰居小畜意大 酒度聞v、大事众v、。喧嘩世扩汇济人。书九)生涯)方与c住比較的 吞氦時節℃态∽大。LL二方东百上四钱鸢热力东九任宏。生九( 6東京以外化踏队出L大の住、同极生上一所化缣倉入遠足L上時任)c两石。今 度(士嫌倉二方G(注众↓、。大变众遠<入行力王左边。地☒C見石上海浜C針の先王 小这<見之石。世碌所C任石主v、。町c、人人住人C石分人。 分5老困5。心配仁住东6欢。大龙行<任办)c两百。屯上屯少々面倒臭。 家花程℃清の所入住折々行∽大。潜甥上、)D住存外秸構左人下西百。 书九行<大U仁、居变态之寸九任、何<九上款待在L(<九尤。清住书九在前入置 ℃、V、乃、乃书九D自爆念甥開力世大。今仁学校花卒港寸为产翅入屋敷松買∽ ℃役所入通边标ビ上吹聽L大事屯态石。独9c極妙℃一 人心喋舌石 5、二p古住困主∽℃顏在赤<L大。之九古一度中二度c住松↓。折々书九小这↓時 寝小便花L大事承心持出寸住阴口L大。甥仕何上思∽C请砂自慢龙聞↓心边分 。大清仕昔風女龙办、自分上书九D闋係左封建時代以主従 の上把考之℃v大。自分D主人众甥D无的仁主人二相違众V、上合点L尤D
が人手に 渡 わた るのを大いに残念がったが、自分のものでないから、仕様がなかった。あ なたがもう少し年をとっていらっしゃれば、ここがご相続が出来ますものをとしきりに口 説いていた。もう少し年をとって相続が出来るものなら、今でも相続が出来るはずだ。婆 さんは 何 なんに も知らないから年さえ取れば兄の家がもらえると信じている。 兄とおれはかように分れたが、困ったのは清の行く先である。兄は無論連れて行ける身 分でなし、清も兄の尻にくっ付いて九州 下 くんだ りまで出掛ける気は毛頭なし、と云って この時のおれは 四畳半 よじょうはん の安下宿に 籠 こも って、それすらもいざとなれば直ちに引 き 払 はら わねばならぬ始末だ。どうする事も出来ん。清に聞いてみた。どこかへ奉公でも する気かねと云ったらあなたがおうちを持って、 奥 おく さまをお貰いになるまでは、仕方 がないから、 甥 おい の厄介になりましょうとようやく決心した返事をした。この甥は裁判 所の書記でまず今日には 差 支 さしつか えなく暮していたから、今までも清に来るなら来いと 二三度勧めたのだが、清はたとい下女奉公はしても年来住み馴 な れた 家 うち の方がいいと云 って応じなかった。しかし今の場合知らぬ屋敷へ 奉公易 ほうこうが えをして入らぬ 気 兼 きがね を 仕直すより、甥の厄介になる方がましだと思ったのだろう。それにしても早くうちを持て の、 妻 さい を貰えの、来て世話をするのと云う。 親 身 しんみ の甥よりも他人のおれの方が好き なのだろう。 九州へ立つ二日前兄が下宿へ来て金を六百円出してこれを資本にして 商 買 しょうばい を するなり、学資にして勉強をするなり、どうでも 随 意 ずいい に使うがいい、その代りあとは 構わないと云った。兄にしては感心なやり方だ、何の六百円ぐらい貰わんでも困りはせん と思ったが、例に似ぬ 淡 泊 たんばく な処置が気に入ったから、礼を云って貰っておいた。兄 はそれから五十円出してこれをついでに清に渡してくれと云ったから、異議なく引き受け た。二日立って新橋の 停車場 ていしゃば で分れたぎり兄にはその後一遍も逢わない。 おれは六百円の使用法について寝ながら考えた。商買をしたって 面 倒 めんど くさくって 旨 うま く出来るものじゃなし、ことに六百円の金で商買らしい商買がやれる訳でもなかろ う。よしやれるとしても、今のようじゃ人の前へ出て教育を受けたと威張れないからつま り損になるばかりだ。資本などはどうでもいいから、これを学資にして勉強してやろう。 六百円を三に割って一年に二百円ずつ使えば三年間は勉強が出来る。三年間一生懸命にや れば何か出来る。それからどこの学校へはいろうと考えたが、学問は 生 来 しょうらい どれも これも好きでない。ことに語学とか文学とか云うものは 真 平 まっぴら ご 免 めん だ。新体詩など と来ては二十行あるうちで一行も分らない。どうせ嫌いなものなら何をやっても同じ事だ と思ったが、幸い物理学校の前を通り 掛 かか ったら生徒募集の広告が出ていたから、何も 縁だと思って規則書をもらってすぐ入学の手続きをしてしまった。今考えるとこれも親譲 りの無鉄砲から 起 おこ った失策だ。 三年間まあ 人 並 ひとなみ に勉強はしたが別段たちのいい方でもないから、席順はいつでも 下から 勘 定 かんじょう する方が便利であった。しかし不思議なもので、三年立ったらとうと う卒業してしまった。自分でも可笑 おか しいと思ったが苦情を云う訳もないから大人しく卒 業しておいた。 卒業してから八日目に校長が呼びに来たから、何か用だろうと思って、出掛けて行った ら、四国辺のある中学校で数学の教師が入る。月給は四十円だが、行ってはどうだという 相談である。おれは三年間学問はしたが実を云うと教師になる気も、 田 舎 いなか へ行く考え も何もなかった。もっとも教師以外に何をしようと云うあてもなかったから、この相談を 受けた時、行きましょうと 即 席 そくせき に返事をした。これも親譲りの無鉄砲が 祟 たた ったの である。 引き受けた以上は 赴 任 ふにん せねばならぬ。この三年間は四畳半に 蟄 居 ちっきょ して小言はた だの一度も聞いた事がない。喧嘩もせずに済んだ。おれの生涯のうちでは 比較的 ひかくてき 呑 気 のんき な時節であった。しかしこうなると四畳半も引き払わなければならん。生れてか ら東京以外に踏み出したのは、同級生と一所に 鎌 倉 かまくら へ遠足した時ばかりである。今 度は鎌倉どころではない。大変な遠くへ行かねばならぬ。地図で見ると海浜で針の先ほど 小さく見える。どうせ碌な所ではあるまい。どんな町で、どんな人が住んでるか分らん。 分らんでも困らない。心配にはならぬ。ただ行くばかりである。もっとも少々面倒臭い。 家を 畳 たた んでからも清の所へは折々行った。清の甥というのは存外結構な人である。 おれが行 ゆ くたびに、居 お りさえすれば、何くれと款待 もて なしてくれた。清はおれを前へ置い て、いろいろおれの 自 慢 じまん を甥に聞かせた。今に学校を卒業すると麹町辺へ屋敷を買っ て役所へ通うのだなどと 吹 聴 ふいちょう した事もある。独りで極 き めて 一 人 ひとり で 喋 舌 しゃべ るか ら、こっちは困 こ まって顔を赤くした。それも一度や二度ではない。折々おれが小さい時 寝小便をした事まで持ち出すには閉口した。甥は何と思って清の自慢を聞いていたか分ら ぬ。ただ清は 昔 風 むかしふう の女だから、自分とおれの関係を 封 建 ほうけん 時代の 主 従 しゅじゅう のように考えていた。自分の主人なら甥のためにも主人に相違ないと 合 点 がてん したものら
LV。甥二乇VV、面D皮尤。 大 力世头八上約束於極主∽℃、古)立∽上云)三日前化清花尋烁6、北向意D互鹿忙 風邪花引℃寝(小大。书机D来大D花見起老直石i早办、坊∽古和九∽家花 持古标↓主寸上聞上。卒業这之寸九金亦自然上ポyヶy卜D中仁湧℃来石上思 p(八百。飞尔化之6人花∽6主之(、主龙坊p古中九上呼分D住八上八上馬鹿氦( 炊。九(单簡心挡分心住持大。田舍行<人龙上云∽大、非常化望L大 容子C、胡麻塩D鬟D乱九在L老)仁撫状态主9氦の毒龙办6「行<事住 行<水心巴老埽百。来年夏休队仁住老一上埽百」上慰的℃中∽大。无九下瘦金颜 在造物6「何在見中于仁買∽℃来C中石)、何亦欲LV」上聞、(及大6「越後 )笹飴於食心大小上云∽大。越後D笹飴在℃聞大事屯v。第一方角違)。 「书九D行<田舍仁住箍飴住标这无)龙」上云∽相聞礼大6「飞人标6、上∽专D見当 c寸」上聞意返L大。「西D方龙上」上云)上「箱根D含老c寸办手前c寸J上間 )。随分持(主大 上与烛) 世功路二住期6来(3、方世話花动:人来石途中小間物屋c買∽℃来 大曲磨上楊子上手拭在y夕D革鞄仁入九(<丸大。无人标物住入标 ↓上云∽℃屯松加标承知L标。車花並心(停車場入着C、ブラy卜フ才一厶D上入 出意膨東人乘)达尤书九D顏花心∽上买龙杨删本石办屯知九主世人。随分 二機嫌上)」上小在声c云∽大。目仁淚一杯大主∽℃v石。九住泣 在五茶L屯)少Lc泣<上二石c两∽大。汽車亦上∽任上動è出L℃6、毛 )大丈夫龙乃)上思∽℃、愙6首花出L(、振)向大、中∽任9立∽(、 大。何尤大变小含<見之大。 (『坊方中】夏目漱石) 間1「甥二名V面D皮尤」上注、)V1)意味。锐明L校这v。 間2「粉机」D目仁仕、清邡「标九尤加大变小含<見之大」D仕标世。冬D時D「粉 机」D氦持与在記号c答之标达。 1别九寂L∽大 2清办初∽夫 3汽車水速办∽大 4别九℃正解龙2大 間3「清」上、)名前の由来化OV、(調心东这V。 間4未完)主まC寸、二二主c號人龙感想花書老尔志
しい。甥こそいい 面 つら の皮だ。 いよいよ約束が極まって、もう立つと云う三日前に清を 尋 たず ねたら、北向きの三畳に 風邪 かぜ を引いて寝ていた。おれの来たのを見て起き直るが早いか、坊 ぼ っちゃんいつ 家 うち を お持ちなさいますと聞いた。卒業さえすれば金が自然とポッケットの中に湧いて来ると思 っている。そんなにえらい人をつらまえて、まだ坊っちゃんと呼ぶのはいよいよ馬鹿気て いる。おれは単簡に当分うちは持たない。田舎へ行くんだと云ったら、非常に失望した 容 子 ようす で、 胡麻塩 ごましお の 鬢 びん の乱れをしきりに撫 な でた。あまり気の毒だから「行 ゆ く事は 行くがじき帰る。来年の夏休みにはきっと帰る」と 慰 なぐさ めてやった。それでも妙な顔 をしているから「何を見やげに買って来てやろう、何が欲しい」と聞いてみたら「 越 後 えちご の 笹 飴 ささあめ が食べたい」と云った。越後の笹飴なんて聞いた事もない。第一方角が違う。 「おれの行く田舎には笹飴はなさそうだ」と云って聞かしたら「そんなら、どっちの見当 です」と聞き返した。「西の方だよ」と云うと「 箱 根 はこね のさきですか手前ですか」と問 う。随分持てあました。 出立の日には朝から来て、いろいろ世話をやいた。来る 途 中 とちゅう 小間物屋で買って来 た 歯 磨 はみがき と 楊 子 ようじ と 手 拭 てぬぐい をズックの 革 鞄 かばん に入れてくれた。そんな物は入らな いと云ってもなかなか承知しない。車を並べて停車場へ着いて、プラットフォームの上へ 出た時、車へ乗り込んだおれの顔をじっと見て「もうお別れになるかも知れません。随分 ご 機 嫌 きげん よう」と小さな声で云った。目に 涙 なみだ が 一 杯 いっぱい たまっている。おれは泣 かなかった。しかしもう少しで泣くところであった。汽車がよっぽど動き出してから、も う 大丈夫 だいしょうぶ だろうと思って、窓から首を出して、振り向いたら、やっぱり立ってい た。何だか大変小さく見えた。 (『坊ちゃん』夏目漱石) 問1 「甥こそいい面の皮だ」とは、どういう意味か。説明しなさい。 問2 「おれ」の目には、清が「なんだか大変小さく見えた」のはなぜか。その時の「お れ」の気持ちを記号で答えなさい。 1別れが寂しかった 2清がかわいかった 3汽車が速かった 4別れて正解だった 問3 「清」という名前の由来について調べなさい。 問4 未完のままですが、ここまで読んだ感想を書きなさい